MENU

美術館って何が楽しいの?魅力や良さがわからない

当ページのリンクには広告が含まれています。
美術館で興味深そうに作品を鑑賞する女性

スポンサーリンク

美術館。

絵画や彫刻などの作品を静かに鑑賞する場所……というイメージが強く、なんだか敷居が高いと感じている人も多いのではないでしょうか?

たしかに、私の周囲にも「美術館って何が楽しいの?」「何が魅力なの?」と疑問に思っている人はいます。

この記事では、美術館の魅力や楽しさを、私自身の体験を交えながら紹介していきます。

美術館に行くのが初めてという人も、以前行ったことがあるけどあまり楽しめなかったという人も、美術館に行ってみようかな、と思うきっかけになったらうれしいです。

目次

スポンサーリンク

美術館って何が楽しいの?

美術館は美術に興味のない人にとっては、退屈な場所というイメージですよね。

絵や彫刻が苦手、何を見ればいいのかわからない、敷居が高そう、時間とお金がかかりそうなど考えると、積極的に行ってみようという気にならないかもしれません。

ミル子

私の叔父の話です。
美術館・博物館好きの上司に誘われて「始皇帝兵馬俑展」に行ったんだって。
でも、古代中国の歴史に全く興味がなかったので、上司につきあった数時間は苦痛以外の何ものでもなかったとか(笑えない話)。

きらら

美術館・博物館初心者には、その企画展はたしかにちょっとハードルが高かったかもしれないね。

美術館って退屈そう

美術館は静かで、ゆっくりと作品を鑑賞する場所なので、アクティブな活動を求める人には退屈に感じるかもしれません。

しかし、美術館には様々な作品があり、それぞれの作品が長い歴史や文化背景を背負っています。

作品についてじっくりと調べたり、想像力を働かせて物語を考えたりすることで、退屈どころか後々まで記憶に残る体験をすることもできます。

例えば、国立西洋美術館のモネの「睡蓮」

 

 

背景にある歴史や作者の思いなどを調べてみると、作品の見方がガラッと変わってくるかもしれません。

また、抽象的な作品であれば、自分がどんな感情やイメージを抱くのか、作品を鑑賞しながらじっくりと考えるのもいいですね。

絵画や彫刻が苦手

「私は絵や彫刻は苦手だから、美術館に行っても楽しめないだろうな。」ということはありません。

むしろ、そういう人こそ苦手意識を克服する絶好のチャンスと考えて美術館に行ってほしいです。

様々な作品を実際に目にすることで、自分の感性を磨いたり、新しい発見をするかもしれません。

何を見ればいいのかわからない

美術館にはたくさんの作品があるので、何から見ればいいのかわからないから行く気がしない、という人もいます。

多くの美術館ではテーマや時代、作者ごとに作品が展示されているので、自分の興味のある作品から見てみるのもよいですね。

ミル子

私は「本物」が見たいの。
だから、本物のモネの「睡蓮」や、ゴッホの「ひまわり」を初めて見たときはすごく感動したな。
そこから、いろんな美術品を見るのが楽しくなっちゃって、美術館巡りが大好きになったの。

また、多くの美術館には音声ガイドや解説パネルが用意されています。

こうしたツールを活用することで、作品についての理解をより深めることもできます。

敷居が高そう

美術館は敷居が高い場所というイメージがあるかもしれません。

しかし、近年ではカジュアルな雰囲気の美術館も増えていますし、館内スタッフに気軽に質問することもできます。

また、多くの美術館では、学生やシニア向けの割引制度や無料開放デーなどを設けているので誰でも歓迎!です。

時間とお金がかかりそう

美術館に行くには、たしかに時間とお金がかかります(何でもそうですけどね)。

でも、美術館によっては、入館料が割引になったり、無料で入館できるサービスを取り入れているところもあるのでSNSなどで積極的に探してみましょう。

国立西洋美術館の入場料

パナソニック汐留美術館の当日券

東京国立近代美術館の割引情報

また、年間パスポートを購入すれば、何度でもお得に入館することができます。

時間とお金は有限ですが、美術館で得られる経験はかけがえのないものです。

割引制度を上手に利用して美術館を楽しみましょう。

スポンサーリンク

美術館の魅力とは?

美術館は、絵画や彫刻などの作品を鑑賞する以外にも、楽しむポイントがたくさんあります。

その魅力に気づいたら、もっと美術館を楽しめますよ。

新しい発見と感動

美術館には、古今東西様々な時代や地域の作品が展示されています。

初めて見た作品なのに、なぜか心が惹かれる……。

そんな心がときめく作品に出合えたらチャンス。

その作品について調べてみたり、自分なりの解釈をすることで、自分だけの感動を得ることもできます。

例えば、印象派の絵画から、光と色彩の表現に感動したり、風景や人物の表情から当時の社会の様子を想像したりすることで他の印象派の作品を見たくなるかもしれません。

感性を磨く

作者の感性や表現力が凝縮されている作品を鑑賞することで、自分の感性を磨くことにもつながります。

「この彫刻、美しいな」、「この女性の表情が素敵」、「この風景好きだな」とか「なんだか怖い」などと感じるだけでいいんです。

お気に入りの作品を見つけるだけでも、感性が刺激され、心が豊かになるはずです。

歴史や文化を知る

美術館には、歴史的、文化的に価値のある作品が多数展示されています。

それらの作品を鑑賞することで、歴史や当時の文化について学ぶことができます。

きらら

先ほどの叔父さんも、秦の始皇帝の時代に興味があったら、もっと兵馬俑が楽しめたかもしれませんね。

例えば、古代ギリシャ・ローマ時代の彫刻からは、当時の社会や古代の神々について、また、中世ヨーロッパの絵画を見れば、キリスト教文化について理解を深めることができます。

ミル子

でも、興味がなかったら無理して行く必要もない、とも思うのよね。

リラックスできる空間

美術館って美術品を鑑賞する場所ではあるけれど、静かで落ち着いた空間は、普段の喧騒から離れて心身をリラックスさせるにも最適です。

しかも、建物自体も有名な建築家の設計だったり、歴史を感じる造りだったり、庭園もすばらしかったりで美術品を鑑賞する以外にも美術館を楽しむ要素はたくさんあります。

デートや家族連れにもおすすめ

美術館は、デートや家族連れにもおすすめです。

一緒に作品を鑑賞することで、共通の話題を見つけることができます。

また、作品について語り合ったり、感想を共有したりすることで、お互いをもっと分かり合えるきっかけになるかもしれません。

スポンサーリンク

美術館を楽しむためのヒント

美術館をより一層楽しむために、以下の3つのヒントをご紹介します。

事前に見たい作品の情報を調べる

美術館に行く前に、見たい作品の情報を調べておくと、より深く作品を楽しめます。

美術館のウェブサイトや書籍などで、作品の説明や作者の経歴、制作背景などを調べておくと、作品に対する理解が深まり、より興味深く鑑賞することができます。

音声ガイドを借りる

音声ガイドは、作品についてより詳しく知りたい方におすすめです。

また、「どれを見たらいいのかわからない。」という人も音声ガイドを借りると、作品をピックアップして鑑賞できるので(しかも解説付き)、効率よく美術館をまわることができます。

カフェやミュージアムショップを利用する

美術館のカフェミュージアムショップは大いに利用しましょう。

ミル子

気軽に入れるカフェ・レストランも多いけれど、東京国立近代美術館の「ラー・エ・ミクニ」のような高級感のあるレストランが併設されている所もあるので、グルメな人も楽しめるよね。

きらら

美術館には興味がなくても、その後のカフェやレストランが楽しみで奥さんにつき合う旦那さんがいる、という話も聞いたことありますよ。

作品鑑賞の後は、カフェでゆっくりと余韻を楽しむこともできるし、カフェやレストランお目当てで美術館に行くことだって美術館を楽しむための立派な目的の一つだと思います。

ミュージアムショップでは、作品関連のグッズや書籍を購入することができます。

こうやって本来の美術館を楽しむ目的からは最初はずれていても、何度も通ううちに好きな作品に巡り合ったりして美術館は楽しいと思えるようになるかもしれません。

スポンサーリンク

美術館に行く前に知っておきたいこと

さて、「美術館に行ってみようか!」と行く気満々になったところで、事前にこれだけは知っておいてもらいたい情報もあります。

せっかく行ったのに「残念!」ということにならないようにあらかじめ次のことを確認しておくことをおすすめします。

開館時間と休館日

美術館に行く前に、必ず開館時間と休館日を確認しておきましょう。

美術館によって開館時間や休館日が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

さらに、小さな美術館や地方の美術館にはよくあることですが、週一回の休館日の他に、展示物入れ替えのために長期間休館するところもあります。

せっかく行ったのに休みだった、というのはあまりに悲しすぎます。

開館時間の情報は、美術館のウェブサイトやパンフレットやGoogleマップなどの地図アプリからも確認することができます。

展示内容

美術館・博物館の展示内容には、常設展示と企画展の2種類があります。

常設展示は、美術館が所蔵する作品を展示するものです。

国立西洋美術館や、東京国立近代美術館の常設展には、教科書で見たことのあるような有名な作品も展示されているので、美術館巡り初心者でも見ごたえがあります。

企画展は、特定のテーマや時代、作家を取り上げた特別展です。

こちらは、企画によってはマニアックなものもあるので(始皇帝兵馬俑展のような)、興味がないと全然楽しめないかもしれません。

でも最近はマンガやアニメなどとコラボした企画展や、作品の世界を体験できる作品展なども増えてきているので、今まで美術館には縁がなかった人にも人気です。

美術館に行く前に、どのような展示が行われているのかを確認しておくと、より興味深く鑑賞することができます。

入館料

入館料は、美術館によって異なります

一般的には、大人数百円から千円程度ですが、学生やシニア向けの割引料金や、無料開放デーなどが設けられている美術館もあります。

アクセス方法

駅から徒歩圏内にある場合もありますが、駅から離れた場所にある場合もあります。

美術館に行く前に、公式サイトなどでアクセス方法を確認しましょう。

公共交通機関を利用する場合は、乗り換え案内アプリなどを活用すると便利です。

スポンサーリンク

初心者におすすめの美術館

東京都美術館

  • 上野公園内にある美術館です。
  • 国内外の様々なジャンルの企画展が年に数回開催されます。

東京都美術館へのアクセス方法

国立西洋美術館

  • 上野公園内にある、西洋美術専門の美術館です。
  • モネやルノワールなどの印象派の作品をはじめ、ルネサンスから現代までの西洋美術作品を幅広く収蔵しています。
  • 特に、西洋絵画史を網羅した常設展示は必見です。

国立西洋美術館の見どころ

三鷹の森ジブリ美術館

  • ジブリ作品の世界観を体験できる美術館です。
  • 映画のワンシーンに入り込んだような空間や、アニメーションの制作過程を学ぶことができる展示など、様々なコンテンツを楽しむことができます。
  • 特に、ネコバスに乗ったり、トトロの家を探検したりするアトラクションは子供から大人まで人気です。

東京国立近代美術館

  • 千代田区にある、日本国内外の近代美術作品を収蔵する美術館です。
  • 藤田嗣治や岡本太郎などの日本近代美術の巨匠の作品をはじめ、ピカソやダリなどの西洋近代美術作品も展示されています。
  • 特に、企画展は毎回話題性があり、多くの人を集めています。

東京国立近代美術館へのアクセス方法

森美術館

森美術館は、六本木ヒルズ内にある美術館です。現代美術を中心に、企画展が開催されています。

見どころ

  • 現代美術を中心に、話題性の高い企画展
  • 六本木ヒルズ内にある
  • スカイデッキからの眺望も楽しめる

森美術館へのアクセス方法

スポンサーリンク

美術館って何が楽しいの?魅力や良さがわからない まとめ

美術館は、絵画や彫刻などの作品を鑑賞するだけの場所だと考えているのでしたら、ちょっともったいないです。

もっと気楽に自分の好きな作品を見つける場として利用してほしいな、と思います。

気になる美術館について、どんな展示作品があるのか、アクセス方法や休館日などをあらかじめ調べてから行ったほうがもっと楽しめるはずです。

また、ミュージアムショップで作品関連のグッズを購入したり、カフェやレストランでゆっくり過ごすことも、後々、美術館で過ごした楽しい思い出として残るでしょう。

そして、デートや家族連れにもおすすめです。

共通の話題で盛り上がったり、お互いの趣味や考え方を再発見するきっかけになるかもしれません。

美術館は、誰でも楽しめる場所です。

ぜひ、一歩踏み出して、美術館の魅力を体感してみてくださいね。

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次