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美術館は、芸術に触れ、ゆったりと過ごせるスポットとして人気がありますね。
でも、最近の美術館は、特に企画展があるといつ行っても混雑していて全然ゆっくり鑑賞できない、すいている時間ってあるの?と不満の声が多いのも事実。
そこで今回は、美術館のすいている時間帯はいつなのか、また、少しでも混雑を避けるためにはどうしたらよいのかについて私の経験も交えていくつかコツをご紹介します。
美術館がすいている時間は本当に平日なのか?
一般的に美術館がすいている時間帯は、平日 と言われています。
しかし、美術館の場合、必ずしも平日がすいているとはかぎらないんです。
まず、どうして平日がすいているんじゃないか?と言われているのかというと、平日は学校や仕事に行っている人が多いから、ということが誰でも思いつく理由かも。
え~っ?
私が行ったときは平日でも激混みだったよ!
そうなんだよね。
最近の傾向としては、平日だからすいているとは限らないのよね。
特に人気の展覧会の開催期間中とか、連休や夏休みなどの繁忙期は、平日とはいえ混雑していることが多いので要注意です。
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美術館がすいている時間帯はいつ?
最近の美術館は、いつ行っても混雑しているイメージが強いですが、それでも少しでもすいている時間帯に行きたい!というのは誰でも思うことですよね。
それでは、この時間帯(状況)なら比較的すいているのでは?と思われるシチュエーションをいくつかご紹介します。
平日の午前中
平日の午前中は、学校や仕事に行っている人も多く、また、開館時間に合わせて美術館に到着するように家を出るのも普段の生活ではなかなかたいへんです。
だから、午前中は平日の中でも比較的すいている時間帯ともいえます。
ただし、人気の企画展の場合は、あさイチで人が押し寄せる可能性もあるので、一概に「平日の午前中はすいている」とも言えません。
2012年に東京都美術館にフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が来日したとき、朝の8時半に美術館に到着したのに、開館を待っている人がすでに長蛇の列!
もう、ほんとに驚いた。
閉館間際
閉館間際も、美術館がすいている時間帯です。
閉館ギリギリに美術館に行っても落ち着いて見られない、というのも理由の一つだと思います。
閉館間際の観覧方法としては、いちばん見たい作品にまずは直行、それから残った時間で他の作品へ、というのがおすすめです。
ただし、多くの美術館では「閉館30分前まで入場可能」などの制限を設けているところがあるので、事前に公式HPなどで確認してからお出かけください。
悪天候の日
台風や大雨、降雪など悪天候の日は、美術館がすいている傾向があります。
大雨や雪の日は、お出かけを控える人が多いので、悪天候の日こそ、美術館はねらい目です。
とはいえ、悪天候のために電車が止まったりなどの交通障害が起こる可能性も。
お出かけの際はご注意くださいね。
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美術館が混雑する理由
昨今の美術館が混雑する理由としては、次のようなことが考えられます。
人気の展覧会
人気の展覧会は、多くの人が訪れるため、混雑が予想されます。
たとえば誰でも一度は聞いたことがあるビッグネームの作品が展示される、ということになるとどっと人が押し寄せます。
私が今でも大混雑で記憶に残っているのは、いずれも東京国立博物館で開催された、「阿修羅展」(2009年)、ダ・ヴィンチの「受胎告知」(2007年)、「鳥獣戯画展」(2015年)です。
どれも観覧するのに一苦労したので忘れられません。
特に「日本初公開」とか、「今年いちばんの、絶対見逃せない展覧会」のようなキャッチフレーズが付いたら混雑を覚悟したほうがよいかもしれません。
>>>東京国立博物館で開催された特別展 モナリザ展 エジプト展 阿修羅展
また、最近では人気マンガの原画展や、庵野秀明展なども幅広い年代層の観覧客で大混雑でした。
テレビの特番や情報番組で紹介される
やっぱりテレビの力は大きいです。
NHK特集や、BSで特番が放送されると「行ってみようかな。」と思う人が急激に多くなるようです。
また、朝の情報番組などで見どころを紹介されると、「へ~、おもしろそう。」と記憶に残りやすいです(私の場合)。
だから、友人との会話でも「テレビでやってたあの展覧会なんだけど」と話題になると、「一緒に行こうよ」というパターンが多い気がします。
さらに、ラジオでも現在開催中の展覧会のCMが流れたり、学芸員さんが見どころを紹介してくれるのを聞いていると、それまで行く気がなかったのに、私はつい行きたくなっちゃいます。
こういう人、意外と多いかもよ。
連休や夏休みなど
ゴールデンウィークなどの連休や、夏休みなどの長期休暇期間中も美術館は混雑します。
休みを利用して美術館や博物館に家族連れで行ったり、旅行などで遠くからわざわざ訪れたりする人が多いからだと思われます。
でも、連休や夏休みがもうすぐ終わりのころは、すいている時間が多くなる傾向も見られます。
外国人観光客の増加
近年は、日本を訪れる外国人観光客が増加しているので、美術館を訪れる外国人も多いです。
特に上野公園あたりの美術館はいつも外国人観光客の姿を見かけます。
こういう人、意外と多いかもよ。
春節はだいたい2月の初旬にあたることが多いのですが、これを知らずに美術館や博物館に行くと思わぬ大混雑に遭遇することも。
2012年の初め、東京国立博物館で開催された「北京故宮博物院200選」という特別展では、中国でもめったに見ることができない至宝「清明上河図」という名画が展示されました。
だから、日本を訪れていた中国人観光客がどっと押し寄せたようで、この絵を見るだけでも朝9時の時点で4時間待ち、という状況でした。
雪が降って寒かったし、他に予定もあったから、レプリカで我慢したんだよね。
なので、特に1月後半から2月初めの春節の頃は美術館、博物館は特に混雑が予想されます。
無料観覧日
美術館によっては、無料観覧日を設けているところもあります。
無料で入館できるなんてお得!と考えるのはみんな同じです。
たとえば、東京国立博物館、国立西洋美術館、東京近代美術館では、5月18日(国際博物館の日)、文化の日(11月3日)などが無料観覧日となっています。
ほかにも各美術館、博物館で独自の無料観覧日を設けていることがあるので、公式HPなどで確認してみてください。
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美術館がすいている時間に行くために
少しでも美術館がすいている時間に行くための対処法は、次のようなことが考えられます。
チケットを事前に予約する
お目当ての美術館や特別展に行く、と決めているのならチケットを事前に予約購入すると便利です。
人気の展覧会では、当日券を買うだけでもエントランスの長い行列に並ばなければいけません。
これだけでも相当な時間のロスです。
今は、エントランスに並ばなくても事前にオンラインショップから購入することもできます。
>>>美術館のチケットの買い方 コロナで変化したこと、事前予約の方法
さらに、特別展などの場合、会期が始まる前日までだと割引価格で購入できることが多いのでお得感もあります。
展覧会の会期前半に行く
特別展など展覧会では会期の前半がややすいています。
とは言っても、初日やその次の日あたりは混雑する傾向にあるので、1週間後くらいが目安でしょう。
後半は、かけこみで訪れる人がどうしても多くなるので、混雑します。
また、テレビなど、メディアで紹介された後も混雑する傾向があるので要注意です。
夜間観覧日を利用する
美術館によっては、夜間観覧日を設けているところもあります。
夜間観覧日を利用した方が日中よりもすいていることが多いです。
たとえば、国立西洋美術館は金曜・土曜日は20時まで開館しています。
東京国立近代美術館では、金曜・土曜日の17時以降は割引料金で入館できます。
>>>東京国立近代美術館の入館料アクセス方法は?お得な割引情報も!
SNSをチェックする
美術館や博物館の公式SNSをフォローしていると、イベント情報の他に展覧会の混雑状況をチェックすることができます。
また、展覧会によっては、特別にTwitter(X)が公開されることもあります。
フォローしていると、混雑状況などリアルに知ることができて便利です。
美術館に直接電話する
ここまでいろいろ対処法を述べてきましたが、美術館に直接電話をすると、混雑状況やおすすめの来館時間などを教えてもらうことができます。
美術館にもよるとは思いますが、美術館も観覧者を分散させたいところが多いので、親切に教えてくれるところが多いです。
展覧会によって年代層がちがうと、混み合う時間も違うようなので、毎回電話してから展覧会に行っている人もいます。
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美術館のすいている時間はいつ?まとめ
美術館のすいている時間帯は、一般的に平日の午前中や閉館間際というところが多いです。
でも、人気の展覧会や、連休、夏休みなどの繁忙期は、平日でも混雑していることが多いです。
混雑を避けるためには、チケットを事前に予約したり、展覧会の会期前半に行ってみるといった方法があります。
また、夜間観覧日を利用するのもよいでしょう。
さらに、美術館の公式SNSをチェックしたり、美術館に直接電話して情報を収集するのもおすすめです。
せっかく美術館に行ったのに、すごい人混みで何も見えなかった、というのはあまりに残念です。
少しでも快適な美術館鑑賞のお役に立てますように。
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