国立西洋美術館モネ「睡蓮」は本物!モネのグッズも超おすすめ

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国立西洋美術館

国立西洋美術館のモネの「睡蓮」が本物かどうかを疑う人はあまりいないのではないかと思いますが、どういう経緯で「睡蓮」が西洋美術館に来ることになったのかが気になる人もいるかもしれません。

それに国立西洋美術館の常設展にはモネの作品が多いな、と思った人もいるでしょう。勘の良い人なら何か理由があるはず、と思ったかも。

そして、ミュージアムショップではモネの作品をモチーフにしたグッズに注目です。実際に私が買ったものや、「こんなものもあるの!」というものまでいろいろあります。来館記念に、またお友達へのお土産の参考になったらうれしいです。

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国立西洋美術館ではモネの「睡蓮」はぜったい見逃せない

国立西洋美術館常設展のモネの「睡蓮」は、モネが描いた200点以上の作品の中の1点です。

モネは日本風の庭園を造り、「睡蓮」の絵画を20年近く描きました。その数が先にも述べた200点以上。なかでもこの「睡蓮」はモネのお気に入りだったようです。

1921年、松方コレクションで有名な松方幸次郎が、親交のあったモネの自宅アトリエに作品購入のために訪れました。「あなたのすばらしい絵を日本の画学生にも見せたい」という松方の熱い思いに根負けして、手元に残しておいたこの「睡蓮」を譲ってくれることになったのだそうです。それが1922年。作品の来歴がはっきりしているので、これはもう、誰がなんと言おうと本物ですね。

200点以上もある「睡蓮」ですが、実は日本国内にもけっこうあります。東京都内だけでも、八王子の東京富士美術館や、2020年にアーティゾン美術館としてリニューアルオープンした旧ブリヂストン美術館が所有しているので、機会があったらいろいろな美術館を訪れて本物の「睡蓮」を見比べてみる、というのもおもしろいですね。

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国立西洋美術館にあるモネの作品はすべて本物

国立西洋美術館には「睡蓮」以外にもモネの作品があります。もちろん全部本物です。

松方幸次郎は「日本人に本物の西洋の優れた美術に触れてもらいたい」という熱意をもって1万点以上もの美術品を買い集めたと言われています。

国立西洋美術館では「睡蓮」も含めて全部で18点のモネ作品を所有しているんです。そのうちいわゆる松方コレクションと言われるものが10数点含まれています。これらは、前にも述べたように松方幸次郎が直接モネから譲り受けたものです。

なかでも、「陽をあびるポプラ並木」「舟遊び」などは常設展でも展示されていることが多く、モネの作品としても有名なので見たことがある、という人も多いのでは?と思います。

 

モネは、お気に入りのモチーフを何枚も描くタイプの画家です。
「ポプラ並木」も「舟遊び」も、朝、昼、夕と光の効果を描き出そうと何枚も描いた中の1枚です。この「舟遊び」は一連の作品のなかでも完成度の高い1枚といわれています。

また、2019年の松方コレクション展で初めて公開された「睡蓮 柳の反映」は、約60年もの間行方不明になっていた松方コレクションの1品です。近年ルーヴル美術館で発見されました。上半分が欠損していますが、壁一面に広がる大きさには圧倒されます。

松方幸次郎とモネの交流のエピソードを知ってからモネの作品を鑑賞すると、思い入れが深くなるような気がします。

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国立西洋美術館のモネのグッズはお土産にもおすすめ

国立西洋美術館のミュージアムショップには、モネのグッズも充実しています。やっぱり、美術館鑑賞の締めのお楽しみはミュージアムショップでのお買い物ではないでしょうか?

さて、どんなモネグッズが売られているかというと、これがけっこうびっくりの品揃えです!

まずは定番の絵葉書、一筆箋、マスキングテープ、クリアファイル、付箋セットなど。国立西洋美術館訪問の思い出についつい買ってしまいます。

まだまだあります。「睡蓮」をモチーフにした折り紙、スマホケース、テディベア、ビーズで作ったリング、エコバッグ、ハンドタオル、ハンカチなどなど。

そして変わったところでは、「睡蓮」をあしらったシースルーの靴下。「おお~っ!」と驚き手に取りましたが、履いてみたところがイメージできず、買いませんでした。

それから「睡蓮」をイメージしたオーデコロン。2,200円もするのでこれも買いませんでしたが、どんな香りがするのでしょうね。想像だけがふくらみます。

私が次に国立西洋美術館に行ったらぜひ買いたいのは、箱に「睡蓮」がプリントされた落雁の詰め合わせ。お菓子のお土産は家族にも好評です。友だちにプレゼントしても喜ばれるので見つけたら迷わず買っちゃうことが多いです。

常設展では売られていないモネグッズで私が買ったものは風月堂のゴーフル、ミントタブレット、ゴンチャロフのチョコレート。

これ全部モネの「睡蓮」が缶にプリントされています。中身を食べ終わった後も小物入れとして使えるところがいいですね。

このように、企画展でしか手に入らないものもありますが、常設のミュージアムショップでもお気に入りのグッズに出会えるかもしれません。自分用にも、お土産として友だちにもおすすめです。

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さいごに

国立西洋美術館にどういういきさつでモネの作品がやってきたのか、おわかりになったと思います。

松方幸次郎の、日本の人たちに本物の美術に触れる機会を作りたい、という熱意を知ると、常設展のモネを始めとする美術品の見方が今までとはちがってくるかしれませんね。

また、ミュージアムショップでも人気のモネグッズ。行くたびにどんどんグッズが増えていて、見ているだけでも楽しいです。靴下まであるなんて、誰かに話したくなります。付箋や一筆箋は見かけるとつい買ってしまいますが、もったいなくて使えないなんてことも。たまに取り出して思い出に浸ったりすることもあるから、モネのグッズは私には特別感があります。

ぜひ本物の芸術作品を国立西洋美術館で鑑賞して、松方幸次郎の思いを受け取ってみてくださいね。