PR

美術館で静かにするのはなぜ?話し声がうるさくて気になるどうする

美術館で鑑賞する女性 お役立ち情報
記事内に広告が含まれています。

美術館に行ったとき、他人の話し声がうるさくて作品に集中できない、なんて経験はありませんか?

美術館は静かに鑑賞するための場所なので、話し声が気になってしまいますよね。


今回は、美術館で静かにする理由と、話し声が気になる場合の対処法について解説します。

美術館でより充実した時間を過ごすために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

スポンサーリンク

美術館で静かにする理由とは

静かな美術館の館内の様子

美術館で静かにする理由は、以下の3つです。

  1. 美術作品を鑑賞しやすい環境を提供する
  2. 他の来館者の迷惑を防ぐ
  3. 美術作品を守る


美術館は、静かな環境で作品を鑑賞するために作られた場所です。

話し声や雑音があると、作品に集中できず、鑑賞の妨げになることもあります。

また、知らず知らずのうちに他の来館者の迷惑になっていることも。

さらに、美術作品は繊細なものが多く、振動や音によって損傷する可能性があるため、静かな環境で保管する必要もあるのです。

美術品を鑑賞しやすい環境を提供する

美術作品は、静かな環境で鑑賞することで、より美しく見えます。

また、静かなほうが作品の細部までじっくりと観察することができるのです。


例えば、絵画や彫刻は、色彩や形、質感など、さまざまな要素が組み合わさって作られています。

これらの要素をしっかりと感じるためには、静かな環境でじっくりと鑑賞する必要があります。


そして、どんな美術作品にも、それぞれ歴史や文化、芸術家などの背景が必ずあります。

作品をより深く理解するためにも、それぞれの背景を知ることはとても大切です。

きらら
きらら

私の経験からも、静かな空間で作品と対峙したときのほうが、作品への感動や思いが後々強く残るような気がします。


私が一人で美術館や博物館に行きたくなるときは、やっぱり作品とじっくり向き合いたいとき。

ふだんはお目にかかれない美術品や絵画の本物を見るときは、自分の知るかぎりの歴史的背景や作者のことに思いを巡らせたり、作品の色や形などを堪能します。

めったにないことですが、こんなときに(誰かと感動を分かち合いたいのかな?)隣の知らない人に「これ、すてきですね~」などと話しかけられるとちょっと困ってしまいます。

きらら
きらら

最初は相槌をうったりでこちらとしてもいいんですけれどね……。


でも、これがずっと続くと自分のペースで楽しめなくなってげんなりです。

美術館大好きミル子
美術館大好きミル子

わかる~

他の来館者の迷惑を防ぐ

美術館は、たくさんの来館者が作品を鑑賞するために訪れる場所です。

話し声や雑音があると、他の来館者の鑑賞の妨げになってしまうことも。


例えば、私は絵画の前で話し声が聞こえると、作品に集中できなくなってしまいます。

また、彫刻の細部を観察しているときに、話し声が聞こえてきて、そっちのほうが気になって作品に集中できなくなってしまったこともあります。

他にも実際に私が経験したことは次の3つのケースです。

最初は作品のすばらしさを小声で話していたのに、だんだん話の内容が世間話にずれていってその話題で盛り上がってしまっている女性グループ。

携帯をマナーモードにするのを忘れて、展示場で突然電話が鳴りだして通話している人。

高齢の方が、突然咳が止まらなくなり、周囲の人たちが鑑賞どころではなくなってしまったこと。


いずれの場合も近くに居合わせた美術館スタッフの方が対応して事なきを得ましたが、ふだんから気をつけていると防げるケースもあります。

美術館では、他の来館者への配慮も大切ですね。

静かにすることで、他の来館者の鑑賞を妨げずに、自分自身も作品を鑑賞することができます。

>>>美術館で赤ちゃん連れは迷惑?子どもと一緒に鑑賞を楽しむために

美術作品を守る

美術作品は、繊細なものが多く、振動や音によって損傷する可能性もあるんです。

静かな環境で保管することが、作品を守ることにもなります。


例えば、絵画は、振動や音でキャンバスや絵の具が傷んだり、色が褪せたりしてしまうことがあるのだとか。

彫刻の場合は、振動によってひび割れたり、欠けたりしてしまうことも想像できますよね。


美術館では、美術作品を大切に保管するために、静かな環境を保つように日々努めています。

私たちが静かに鑑賞することが、美術作品を守り、後世に伝えることにもつながるのです。

美術館大好きミル子
美術館大好きミル子

でも、ヨーロッパの美術館ってしーんとしてた?

きらら
きらら

そこまで厳しくなかったよね。けっこうざわざわしてた。

日本は昔から寺院で仏像を拝むときは無言で、っていうのが暗黙のルールというか。

神聖なものを拝ませてもらうのですから、せいぜいため息をつくくらいがマナーとして美術品を見るときも根付いているといってもいいかもしれません。

これは日本独自の美術館・博物館のマナーかもしれません。

もっとグローバルな社会になったらこれから日本の美術館のルールも変わっていくかもしれませんね。

スポンサーリンク

話し声がうるさくて気になる場合の対処法

話し声がうるさくて気になる場合は、以下の対処法も考えられます。

美術館のルールを守る

美術館には、話し声を控えるなどのルールが定められている場合があります。

そのような場合は、ルールを守るように各自が注意するようにしましょう。


話し声がうるさく感じて鑑賞に支障がある場合は、美術館のスタッフに声をかけて、ルールを守ってもらうようにお願いするのもよいでしょう。


ここで、うるさいからと言って直接クレームを言うのはトラブルに発展する可能性があるのでおすすめしません。

別の場所に移動する

また、消極的な解決方法ですが(笑)、話し声や雑音が気になるけれどスタッフに注意してもらうのも気が引けるという人は、別の場所に移動するのも一つの方法です。

美術館には、静かな場所がいくつか用意されている場合があります。

ラウンジや休憩室がある美術館では利用してみるとよいですね。



話し声や雑音が気になって鑑賞に集中できない、というときは無理に我慢せず、対処法を試してみてください。

スポンサーリンク

美術館で静かにするのはなぜ? まとめ

美術館で静かにする理由は、美術作品を鑑賞しやすい環境を提供する他の来館者の迷惑を防ぐ美術作品を守る、の3つです。

話し声がうるさくて気になる場合は、美術館のルールを守ってもらう、スタッフにお願いして静かにするように注意してもらう、別の場所に移動する、などの対処法があります。

美術館でより充実した時間を過ごすためにも、ぜひ参考にしてください。