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旧岩崎邸庭園は三菱財閥を築き上げた岩崎彌太郎の長男の岩崎久彌の本邸として造られました。
数々のドラマのロケ地にもなっているので、邸宅や庭園を見ると「見覚えがある」とドラマ通の人なら思うかもしれません。
ここでは旧岩崎邸庭園の見どころやアクセスなどについてお伝えしていきます。
旧岩崎邸庭園の歴史
旧岩崎邸庭園の邸宅は、岩崎彌太郎の長男で三菱財閥の三代目社長の岩崎久彌氏の本邸として造られました。
当時の敷地は1万5000坪といわれています。
1万5000坪ってどのくらい?
広すぎてよくわかんない。
だいたい東京ドーム1つ分の広さといわれています!
これだけでも、とっても広いということがわかります…。
建築当初はその広い敷地の中に20棟もの建物があったそうですが、終戦後、GHQの指示で現在は3分の1の広さになり、洋館、撞球室、和館の3棟だけが残っています。
それでも5000坪!
なかでも洋館は、鹿鳴館や三菱一号館美術館の設計でも知られるジョサイア・コンドルが設計しました。
まるで西洋のお城です!
この洋館と和館はつながっていて和洋折衷、というのはどうかと思いますが、このつながりがいかにも日本的な感じがします。
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旧岩崎邸庭園の見どころ
旧岩崎邸の邸宅のなかでも洋館はジョサイア・コンドルの設計です。
ジョサイア・コンドルの設計として知られているのは、旧岩崎邸の洋館の他に鹿鳴館や三菱一号館が知られています。
鹿鳴館はすでになく、三菱一号館も老朽化のために1968年(昭和43年)に解体され、現在の三菱一号館美術館はレプリカと言われています。
なので、都内でジョサイア・コンドルの設計した建物を見るとしたら、旧岩崎邸の洋館ということになります。この洋館は岩崎家の迎賓館としても使われていたそうです。
ここだけ日本じゃないみたい。
だからでしょうか、この外観はドラマのロケ地としてもファンの間では有名です。
たとえば、2010年の大河ドラマ「龍馬伝」の最終話で香川照之さんが演じた岩崎彌太郎のお屋敷として登場しているので、「あ、あの場面」とピンときた人もいるのでは?
また、「謎解きはディナーのあとで」のドラマで(これも古い?)北川景子さんが扮する宝生麗子が住んでいたお屋敷の外観も旧岩崎邸の洋館が使われていたといいます。
ドラマを見た人なら「あの庭園ね。」とか「お城みたいなお屋敷だった。」などとイメージできたかもしれませんね。
行ってみたらわかりますが、ここは正真正銘の豪邸です。
ドラマのロケ地を見てみたい、というきっかけでもいいから旧岩崎邸庭園を訪れてみると「明治」という時代のエネルギーを実感できるのでは、と思います。
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旧岩崎邸庭園へのアクセス
旧岩崎邸庭園へのアクセスは次のとおりです。
住所
〒110-0008
東京都台東区池之端1丁目3−45
℡ 03-3823-8340
アクセス
東京メトロ千代田線「湯島」(C13)下車 徒歩3分
東京メトロ銀座線「上野広小路」(G15)下車 徒歩10分
都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」(E09)下車 徒歩10分
JR山手線・京浜東北線「御徒町」下車 徒歩15分
最寄り駅にもよりますが、私は駅からの徒歩時間をできるだけ少なくしたい(その分、美術館や博物館内をじっくり歩き回りたい)ので、東京メトロ千代田線の湯島駅から歩いていくことをおすすめします。
駐車場はありません。
車で行く場合は、近くのコインパーキングをご利用ください。
入場料
旧岩崎邸庭園の入場料です。
一般 400円 (320円)
65歳以上 200円 (160円)
小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料です。
( )は20名以上の団体料金です。
※身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添の方は無料です。
開放感のある広い庭園と歴史的にも貴重な建物の見学料がわずか400円。
意外と穴場スポットです。
開館時間
旧岩崎邸庭園の開館時間は次のとおりです。
午前9時~午後5時
(入園は午後4時30分まで)
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さいごに
旧岩崎邸庭園は庭園だけでなく、お屋敷の中も見学できます。
ジョサイア・コンドル設計の豪華な邸内や調度品は一見の価値があります。
和館ではお庭を眺めながらお茶をいただけるのもすてきです。
また、ここ旧岩崎邸庭園の近くには横山大観記念館があったり、上野公園や湯島天神があったりで、近隣の見どころも多いのでいろいろ楽しめます。
というか、見どころがたくさんあるので見終わったら次にどこに行こうか迷ってしまいます(笑)。
一度で全部を回るのはけっこう厳しいので、予定を立てて見学することをおすすめします。
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