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江戸東京たてもの園は、東京都小金井市にある人気の野外博物館です。
広大な敷地の中には、まるでタイムスリップをしたかのようなレトロな風景が広がったり、ドラマで見たことのある建物や景色を見つけたりで、テンションマックス!
懐かしい風景が好きな人、ドラマや映画のロケ地めぐりが好きな人にもおすすめの博物館です。
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江戸東京たてもの園の歴史
江戸東京たてもの園の歴史は小金井公園に江戸時代の農家を展示する「武蔵野郷土館」から始まります。
その後、1993年(平成5年)の江戸東京博物館の開館に合わせて武蔵野郷土館を拡充する形で、「江戸東京たてもの園」としてオープンしました。
現在は江戸時代から昭和初期の時代の30棟の建物が移築、展示されています。
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江戸東京たてもの園の見どころ
江戸東京たてもの園は、3つのゾーンに分かれて展示されています。
その3つのゾーンとは
センター 歴史的な建物
東側 昭和初期の下町の町並み
西側 武蔵野の江戸時代からの農家や住宅
で成り立っています。
なかでも見どころは
センターにある「高橋是清」邸
高橋是清は、内閣総理大臣まで務めた人でしたが、1936年(昭和11年)2月26日に自宅で暗殺されました。いわゆる二・二六事件です。
その舞台となった私邸がここです。中に入ることもできます。
重厚な造りの邸宅でもあり、さらには凄惨な事件の舞台となった2階もそのまま残されています。
事件のあった部屋から見える庭の美しさの対比がなんともいえず、感慨深い気持ちになります。
ジブリ映画 千と千尋の神隠しの舞台モデル
東側に広がる下町中通りは、大正時代から昭和にかけての下町の風景が広がります。
この町並みにはジブリの「千と千尋の神隠し」の舞台モデルとなった銭湯「子宝湯」があります。
外観を見ただけで、アニメを見た人ならすぐわかるはず。「これは、油屋だ~!」。
ちなみに「油屋」とは千が働くことになった銭湯です。
ここは、昭和4年に千住に建てられた銭湯で、このような立派な宮造り様式の銭湯は、東京だけで見かける独特とな造りなのだそう。う~ん、立派です。
さらにさらに商店街を見ていくと「武居三省堂」というちょっと見、地味なお店があるのですが、ここは、明治初期に開業した文具店です。
中に入ってみると、あれ?ここも見たことがある!
そうなんです。ここは千が働くことになった銭湯の、釜爺がいるボイラー室。
天井までぎっしりと引き出しがある、あの場所とそっくり。
このように、江戸東京たてもの園には、「千と千尋の神隠し」のロケ地ともいうべく、ゆかりの地がたくさんあるのです。
ジブリファンにはもちろん、そうでない人にも懐かしい思いとともに楽しめる場所が江戸東京たてもの園にはたくさんあります。
かけ足で見ると1時間強で観覧することも可能なようですが、あちこちしっかり見ると少なくとも半日はかかる大人から子どもまで楽しめる博物公園です。
江戸東京たてもの園へのアクセス
住所
〒184-0005
東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
℡ 042-388-3300
電車の最寄り駅は
JR中央線 東小金井駅
西武新宿線 花小金井駅
どちらの駅からも徒歩で行けますが、それぞれの駅からバスも出ています。
乗り場や時刻表など詳しくは 江戸東京たてもの園の公式HPからご確認ください。
車で行く場合は
小金井公園の第一駐車場が便利です。
乗用車 1時間:300円(20分超過ごとに100円)
となっていますが、週末や祝日はたいへん混み合うので、なるべく公共交通機関を使っていくことをおすすめします。
駐車場の詳しい位置や、最寄りのICなどについての情報は公式HPをご覧ください。
入場料
江戸東京たてもの園の入場料は次のとおりです。
一般 400円 (320円)
65歳以上の方 200円 (160円)大学生(専修・各種含む) 320円 (250円)高校生・中学生(都外) 200円 (160円)中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 無料
( )は20名以上の団体料金です。
入場料は、他の博物館や美術館よりもリーズナブルです。例えば、パパとママ(入場料400円×2人)、小学生の子ども2人の家族4人で訪れたとしても入場料は800円です!
遊園地やテーマパークの入場料はもっとかかるはず。この金額で長時間みんなで楽しめたらとても経済的だと思います。
開園時間
4月~9月 :午前9時30分~午後5時30分
10月~3月 :午前9時30分~午後4時30分
入園は閉園時刻の30分前までとなっています。
季節によって閉園時間が異なるので、ご注意ください。
休園日
月曜日
月曜日が祝日の場合は翌平日が休園日となります。
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さいごに
江戸東京たてもの園は、行ってみるまで「どうかな~」って思う人が多いようですが、一度訪れると一気にお気に入りの場所になる、とよく聞きます。
やはり、作り物ではない、歴史とともに息づいてきた本物の建物のパワーなのでしょうね。
また、江戸東京たてもの園の沿線(中央線)には、「三鷹の森ジブリ美術館」があるのですが、こちらは入園チケットが数か月待ちもざら、というほど入手困難の美術館です。
ですが、江戸東京たてもの園は事前予約も必要なし、しかも「千と千尋の神隠し」のリアルロケ地がある、というのはけっこうポイントが高いです。とに
かく一度足を運んで見てもらうと納得の博物公園で、おすすめです。
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