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長谷川町子美術館は2020年に長谷川町子生誕100年を記念して、長谷川町子美術館・長谷川町子記念館としてリニューアル・オープンしました。
長谷川町子さんは、サザエさんの作者として知られていますが、日本画を始めとした絵画や工芸品のコレクションも800点近くと膨大な数にのぼります。
ここでは長谷川町子美術館と、2020年にオープンした長谷川町子記念館の見どころや、カフェ・ミュージアムショップの情報についてお伝えしていきます。
長谷川町子美術館には東山魁夷の作品もある
長谷川町子美術館1階
長谷川町子美術館は町子さんとお姉さんの毬子さんが収集した美術品を展示するために、1985年に開館しました。
日本画が300点以上、洋画250点、工芸品、彫塑など合わせて800点近くにものぼります。
企画展や時期によって展示内容は年に数回変わりますが、その中には横山大観や、東山魁夷など日本を代表する画家の絵画をはじめ、シャガールなどの洋画もあり、これらの巨匠の絵画を買い集めたというところにまず驚きます。
これらの絵画は美術館の1階で観覧することができます。
長谷川町子美術館2階
美術館の2階には「アニメの部屋」という、サザエさんのアニメを製作していく過程を詳しく紹介するコーナーがあります。
マンガとアニメでは設定や登場人物が異なるところがあるのですが、毎週日曜日に放送されているサザエさんの家の間取りの模型や、家系図なども展示されていて、この展示を見るとアニメを見るのがもっと楽しくなるような工夫があちこちに見られます。
また、毎年夏休みにはアニメ「サザエさん」とコラボした企画展が開催されるので、お子さんづれなら夏休みに訪れるともっと楽しめると思います。
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サザエさんがいっぱい 長谷川町子記念館の見どころ
長谷川町子記念館1階
長谷川町子さんは、「サザエさん」のほかに「いじわるばあさん」や「エプロンおばさん」などのマンガも描いています。
エントランスを入ると、これらのマンガのキャラクターが実物大?で出迎えてくれます。
館内には昭和30年代のマンガの世界の磯野家の茶の間が再現されていて、この時代を知らなくても古き良き日本のお茶の間を懐かしく感じることができます。
ほかにもぬり絵や落書きのできるコーナーがあったり、カフェやショップなどもあったりで大人から子どもまで楽しめる空間になっています。
長谷川町子記念館2階
記念館の2階の常設展示は「町子の生涯」として、町子さんの生い立ちやサザエさんの連載エピソードに関係する写真や小道具などが展示されています。
マンガ「サザエさん」の生原稿も展示されていて、ファンには見どころがたくさんです。
そういえば朝日新聞に「サザエさんうちあけ話」が連載されていたころ、毎週楽しみに読んでいました。「あのとき読んだマンガに描かれていたことだ」と思い出してとっても懐かしくなる場面もありました。
また、この階では企画展示室もあり、毎回様々な展示が企画されるので楽しみにしているファンの方も多いようです。
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長谷川町子記念館のミュージアムショップとカフェ
ミュージアムショップ
長谷川町子記念館の1階にはミュージアムショップがあります。
ここにはマンガ、Tシャツ、トートバッグや、絵葉書、ポスター、お弁当箱、文具などなど、オリジナルの商品がずらりと並んでいて、ファンにはたまりません。
以前の長谷川町子美術館のミュージアムショップよりも品揃えが充実しています。
カフェ
カフェはミュージアムショップの奥にあります。
窓辺の席は庭に面していて、天気の良い日は光が差し込んできます。
カフェでは飲み物だけが提供されています。
コーヒーや紅茶の他に、町子さんが毎日飲んでいたということで「ほうじ茶 ドライパパイア付き」がおすすめなのだそう。
飲み物を注文すると、番号札ではなく、磯野家のキャラクターの描かれたカードが渡されて、できあがるとキャラクターの名前で呼ばれるという、楽しいシステムになっています。
さいごに
長谷川町子美術館だけしかなかったときは、「サザエさん」の美術館♪と思ってきたら、サザエさんの展示はちょっとだけで拍子抜け、がっかりという感想もあったのですが、長谷川町子記念館はサザエさんファンにとって期待どおりの美術館になっていると思います。
美術館・記念館のどちらもそれほど規模は大きくないので、30分から1時間ほどで観覧できて子どもも飽きず、疲れなくてちょうどいい、という意見も多いです。
長谷川町子美術館と長谷川町子記念館をセットで見ると、毎週「サザエさん」を見るのがもっと楽しみになるかもしれません。
また、これを機会にマンガの「サザエさん」も読んでみると新しい発見があるかもしれませんよ。
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