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東京国立近代美術館で開催中の「あやしい絵」展 見どころ

展覧会
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2021年3月23日から東京国立近代美術館で開催された「あやしい絵」展に初日に行ってきました。

「あやしい絵」展というと、2017年に上野の森美術館で開催した「怖い絵」展がピンときた人もいるかもしれませんね。

私もあの「怖い絵」展の日本版かな~、くらいの気持ちで行ってみましたが、いえいえ、なんとも奥が深い展覧会でしばらく心に残りそうです。

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東京国立近代美術館へのアクセス

まずは、東京国立近代美術館への電車での行き方についてお伝えします。

最寄り駅は、東西線 竹橋駅。電車を降りたら改札を通って1a出口、または1b出口を目指します。

私は1a出口から出て、階段を上りました。

目の前に見える竹橋交差点の横断歩道を渡り、左に進みます。

お堀にかかっている橋を渡ると、目の前に国立近代美術館が見えてきます。

電車を降りて徒歩約4~5分という近さです。

国立近代美術館へのアクセスの詳細についてはこちらから

また、竹橋駅の大手町方面からのホームには国立近代美術館への行き方を写真入りで示した看板があります。とてもわかりやすいので、これを見て行き方を覚えたらそのとおりに行ってみるといいですよ。

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「あやしい絵」展の見どころ

「あやしい絵」というと、「怪しい絵」「妖しい絵」、はたまた「奇しい絵」など「あやしい」の捉え方よってだいぶ意味がちがってきますね。

神秘的、不可思議、妖艶、退廃的…という表現がぴったりくるのが今回の「あやしい絵」展。

描かれたのは幕末から昭和初期にかけての作品ですが、モチーフになった作品は神話の時代から昭和初期の小説まで、と多岐にわたっています。

与謝野晶子の「みだれ髪」の表紙の絵に影響を与えたと言われるミュシャの絵画。

ここで再会できるとは。たしかに神秘的で人気のある作品です。

また、「道成寺」の安珍清姫の物語。

小学校の音楽の教科書で「とんとん お寺の道成寺~♪」と手毬唄を習い、先生から物語のあらすじを聞いて怖いと思った気持ち、その後道成寺絵巻の妖しい魅力にひかれた記憶を思い出させてくれるような絵画に出会いました。

さらに物語の世界を想像するのを助けてくれる挿絵も多く展示されていて、特に泉鏡花の「高野聖」や谷崎潤一郎の「刺青」などは印象に残りました。

他にも「夜、見たら怖い~、でも惹きつけられる」という絵画もたくさん。

けっこうインパクトが強かったです。

「怖い絵展」で強烈に印象に残った絵画は「レディ・ジェーン・グレイの処刑」1枚だけだったのに今回の「あやしい絵」展のほうがこわかった。

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西洋の写実的な描き方と日本人特有の繊細な表現のしかたが見事にマッチするとこんな忘れられないような不気味な絵になるのかな、と思いました。

今回は一部をのぞいて写真撮影がOKでしたので、心ゆくまで写真を撮ることができて、満足です。

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「あやしい絵」展 グッズ

今回もミュージアム・ショップでは「あやしい絵」展の限定グッズが多数販売されていました。

定番のポストカード、クリアケース、メモ帳、一筆箋からブックカバー、コラボお菓子などなど多数ありましたが、今回私が買ったのは絵葉書3枚。

私にしてはかなり少ないお買い物ですが、なんせ今回は絵がちょっと怖い(笑)です。

たとえば「あやしい絵」の一筆箋を使った手紙を受け取った人が驚く様子を想像すると、買っても使えないんじゃないかと。

実用性重視なので、今回はひかえめなお買い物でした。

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さいごに

今回の「あやしい絵」展は日本の作品が中心でした。

どちらかというと西洋の作品のほうが親しみやすくて好きだったのですが、この「あやしい絵」展で日本画に対する印象がかなり変わりました。

繊細で妖艶、不気味な感覚をうけるのは、私の場合日本の作品からのほうが強かったからかも。

また、絵の題材が古事記から源氏物語、近松門左衛門の心中もの、泉鏡花、谷崎潤一郎、と学生時代から何度も読んできた作品からのものが多かったのが親しみやすく、わかりやすかったのも大きいです。

泉鏡花や谷崎純一郎の作品、もう一度読んでみようかな。

日本文学に詳しい方にも足を運んでもらいたい美術展です。

2021年3月23日から5月16日まで東京国立近代美術館で開催。

その後、2021年7月3日から8月15日まで大阪歴史博物館で開催予定です。