現在国立新美術館で開催中の「庵野秀明展」。行ってきました。
アニメ エヴァンゲリオンのファンなら、絶対行ってみたい!と思う展覧会なのではないでしょうか?1990年代から始まり、2021年でいちおう完結したといわれている映画「シン・エヴァンゲリオン」も最近とても話題になりましたよね。
今回の展覧会は、天才 庵野秀明さんを形づくった数々の作品や、幼少期から身近にあった品々を収集・展示がされています。アマチュア時代からプロに至るまでのプロセスをたどることができるファンにとってはどれも貴重な展示内容です。
じっくり見ていると一日ではとても足りないとも言われている展覧会を(おばさん目線で)ちょっとだけご紹介します。
庵野秀明さんとは、どんな人?代表作は?
庵野秀明さんはエヴァを見たことがなくても名前は聞いたことがある、というくらい有名な方です。簡単にプロフィールを紹介しますね。
庵野 秀明(あんの ひであき)氏 1960年 山口県宇部市出身
日本を代表するアニメーター 映画監督
代表作は「新世紀 エヴァンゲリオン」を始めとする「エヴァ」シリーズ
「ふしぎの海のナディア」
「シン・ゴジラ」
などなど多数。
アニメーターとしてのデビューは宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」の巨神兵のシーンを担当したことでも有名ですね。
あ、そういえば、同じく宮崎駿監督の「風立ちぬ」では、主人公 堀越二郎役として声優もされてましたね。
このように、とにかく多才で、日本のアニメや最近の特撮映画を語る上ではなくてはならない人なので、今回の展覧会も庵野さんのファンだったらぜひ見てみたい!って思う人は多いと思います。
「庵野秀明展」見どころ
それでは「庵野秀明展」の見どころについてお伝えしていきます。
第1章 原点、或いは呪縛
「呪縛」というのがいかにも庵野さんらしい(笑)
幼少期から影響を受けてきたと思われるゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーなどなどの模型やポスターなど、当時を知る私にも懐かしいグッズの数々が並びます。
ウルトラマンや仮面ライダーの魅力に取りつかれたら、ある意味「呪縛」と言ってもいいかも。私ですらいまだにウルトラマンや仮面ライダーは子どものころの思い出といっしょに事あるごとにセットになっています。
他にもガンダム、マジンガーZなどのアニメを始めとするヒーローものも、当時、毎週弟と放送を楽しみにしていたワクワク感を思い出しました。
第2章 夢中、或いは我儘
ここは庵野さんが、大阪芸術大学在籍中に制作したアニメや特撮の作品をから、アニメーターとしてデビューした初期作品を中心に展示されています。
大阪芸術大学で作成された作品は、漫画「アオイホノオ」でも登場したり、ドラマ「アオイホノオ」でも忠実に再現されたりているので、どちらも見た私には「本物だ~!」ととても感動しました。
まだ見たことのない人はこちらから
ドラマを見るならHuluがおすすめです。
第3章 挑戦、或いは逃避
ここでは エヴァンゲリオン関連の資料がたくさん!個人的にはここがいちばん盛り上がりました。私はアニメのキャラ設定やメカ設定を見るのが好きなんですが、TV版のエヴァのオープニングの絵コンテや、ミサトさんのマンションの間取りから冷蔵庫まで、ここまでやるのか、と思うくらい細かく設定されてました(当然ですけどね)。そのくらいでなくちゃ、のめりこめません。
2021年に公開された「シン・エヴァンゲリオン」の最初のほうで出てきた「第3村」のジオラマは緻密に作られていて、これを見ただけでも大満足でした。
第4章 憧憬、そして再生
第5章 感謝、そして報恩
近々公開予定の「シン・ウルトラマン」と2023年公開予定の「シン・仮面ライダー」の資料がたくさん展示されていました。小さい頃、テレビで見ていたからどんなふうに庵野さんは作るのかな~、と思いましたが、きっと男子はもっとわくわくした気持ちで見るんじゃないかな。
そうそう、私は「ゴジラ」は今まで全く興味がなくて、映画を見たこともなかったのですが、「シン・ゴジラ」は(TVですが)見てみたらなるほどおもしろい、と思いました。だから、「シン・ウルトラマン」も「シン・仮面ライダー」もちょっと期待しています。
展示品は撮影可能のものも多いです。(一部撮影禁止)
今回の展覧会では、お気に入りの作品を好きなアングルから何枚も撮影しているファンの方も多数みかけました。熱心な思いが伝わってきて、「いい感じ」。
「庵野秀明展」東京会場の開催場所と料金 開館時間
「庵野秀明展」は現在、2021年12月19日まで東京六本木の国立新美術館で開催中です。
今後、2022年2月14日から大分県立美術館で、2022年4月16日から大阪あべのハルカス美術館で、2022年7月8日から山口県立美術館で開催されることが決定しています。
このご時世、コロナ禍ということもあり、なかなか遠方に出かけられない、という人には朗報ですね。
でも、できれば東北や北海道方面でも開催してもらえたら、と思う人も多いんじゃないかな~。今のところは東京開催がいちばん東寄りなので、どうしても見たい、という東北、北海道在住の人は東京の国立新美術館で見るのがおすすめです。
国立新美術館へのアクセス
国立新美術館へのアクセスは次のとおりです。
「庵野秀明展」最寄り駅
東京メトロ日比谷線「六本木駅」7出口から徒歩約4分
都営大江戸線「六本木駅」4a出口から徒歩約5分
私のおすすめの行き方は東京メトロ千代田線「乃木坂駅」から行くルートです。この行き方だとずっと屋根のついているルートなので、天気が悪い日も雨に濡れることがなく、暑い日差しにさらされることもなく、天候に左右されることがなく、美術館まで快適です。
「庵野秀明展」入館料
「庵野秀明展」の入館料は次のとおりです。
大学生 1,400円
高校生 1,000円
中学生以下 無料
ローソンで購入できるローチケは、日時指定の事前予約制となっています。購入後の払い戻し、再発行、日時変更はできないのでご注意ください。
「庵野秀明展」はとても人気の展覧会なので曜日によってはあっという間に完売、というのも珍しくないです。行きたい日にちに確実に入場できるように、早めにチケットを購入することをおすすめします。
当日券も販売されていますが、これも売り切れ、ということが多いようなので、やはり日時指定券がおすすめですね。
「庵野秀明展」チケットの事前購入はこちらから
↓ ↓ ↓
https://www.annohideakiten.jp/ticket/
開館時間
休館日 毎週火曜日
開館時間 10:00~18:00
11月28日(日)、12月5日(日)、12月12日(日)、12月19日(日)は19:00まで
入場は閉館の30分前までとなっていますが、日時事前予約制となっているので、開館から30分区切りでの入場になります。
見る人にもよりますが、所要時間は少なくても2時間は必要かなと思います。
コアなファンの方でしたら、一日中見ていてもまだ足りないくらいだそうですよ。というわけで、じっくり見たい、という人はなるべく午前中、のように早めに入館して当日は他の予定を入れないようにするのがいいかもしれません。
さいごに
「庵野秀明展」は進化し続ける展覧会。展示品は日々増える、と庵野さんご自身がインタビューで答えているのをTVで見ました。
だからこれから行くと、より多くの作品を見ることができるかもしれません。本当に好きな人なら、何度も足を運ぶことになるのでしょうね。
この展覧会に関しては、後で行くほど得をする?のかな。
とはいえ、時期を逃さないように行けるときに行ったほうが良いですね。仮面ライダーやウルトラマン、アニメ作品の数々など、懐かしい特撮ものの貴重な展示もあり、その時代を知っている人も知らない人も子どものころに戻ったように楽しめる内容になっています。
「庵野秀明展」をきっかけに国立新美術館に訪れてみるのもいいですね。
2021年12月8日から12月19日までは同じく国立新美術館で「第28回 雪舟国際美術協会展」も開催中です。この機会に美術の世界にどっぷり浸るのもおすすめです。
「第28回 雪舟国際美術協会展」の詳細はこちらから
↓ ↓ ↓